老いても病んでも回転ずし

体力の衰えは知的生活で補おう。老いても病んでも例え病床にあっても十分楽しい生活は送れます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

遁世ながら

どうも日本では憲法の立憲主義を誤解している人が多いらしい。立憲主義は政府権力を縛るものであって国民を縛るものではないと言うことを、。 政府と国民、両者は対立関係にある方が正常なのである。ここが統一される社会が恐ろしいことは歴史が証明している…

タオイスト

老子の言う「文明の毒」ととにもかくにも折り合いをつけて生きていく外はない。 世俗のなかにゆったりと自然体で立ちながら、その姿に深い孤独と憂愁の影を落とす。 楽しみを共有することは苦手だが異を唱える訳でもない。 老子は自ら「我は愚人の心なり」と…

☆ 投了の美学 ☆

私の趣味は囲碁です。趣味というより50年来囲碁を人生の糧として生きてきたと言えます。 囲碁をご存じない方も多いでしょうから少し解説してみます。 囲碁は簡単に言えば地の囲い合いで、相手より一目(交点のこと)でも多く囲った方が勝ちで、ルールも至っ…

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つくづくと 手の甲の皺 見つむ秋 年寄ると皴(シワ)ができるって不思議なんですよ。だって人間の体は細胞の再生で2週間で生れ変っています。ということはわざわざ皺のある皮膚を作っているのです。 丹波老子(oiyan)ーーーーーーーーーーーーーーーーーー…

「競争のない社会」

競争は大きな進歩をもたらして来たが、同時にそのマイナス要因は計り知れない。 私は競争無くしても社会は十分成り立つし、弊害のほうが大きいと思っている。 「人類はこの辺りで一度、競争と効率主義を捨ててみてはどうか」 競争無くしては生産性が低く退廃…

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蚯蚓鳴く 耳を澄ませば 螻蛄の声 秋の夜中、何かが微かに鳴いている。あれが「蚯蚓(ミミズ)鳴くか」?、いや蚯蚓は鳴かぬと言うが、そうかあれはお螻蛄(ケラ)の鳴き声か、、何せ静かだ。 oiyan ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう…

病人が健全に生きる?

病人や障害者がその境遇の中でも健全(前向き)に生きることは、それだけで社会構成に幅を持たせる意義があります。 いま健常と思っていても何時自分が、あるいは身近な人が障害者にならないとも限らない。それはそれで運命を受け入れてやって行くほかない。…

「森カケ-桜」と “ポン”

又々安倍さんへの忖度、桜を見る会の参加者リストが破棄されましたね。 この情報操作、ちょっと前なら関係者が名簿を破棄しようと思っても、書類保管庫のカギを預かり書棚から書類を探し出し、その中から目当てのリストを抜き出して持ち帰る、、つまり結構や…

「標準幻想の呪縛」から抜け出そう

現代人は「標準幻想」に捉われ過ぎているのです。 美醜だの、体重だの、血圧だの、、標準値を気にするする必要は元々ないのです。 体型も、病気も、障害も、貧富でさえも多様性の内の一つの形態と考えましょう。 いずれの立場に置かれたとしてもその境遇を受…

? 暇人

ヒマとは何と充実した時間なんだろう。世間から取り戻した「自分の時間」のなかにいる。いまの己の実在意識を、静かに味わう心でいる。閑というのは、いま生きているという意識のことなんだ。私は孤独で暇なほど充実する。 丹波老子(oiyan)

直(ジカ)に生きる

頭の支配とか、比較とか、妄想とか、要するに言葉のバーチャルに捉われない生き方が‘風流に生きる’ということですが、これを更に端的に言うと‘直に生きる’と言うことになります。 この直(ジカ)の感応は、動物も植物も大自然の理をも貫きます。 そこにはうれ…

「わかったら返事せい」

ケアハウスの自室の窓から大きな空が見渡せます。いつも夕暮れ時4~5羽の雁が飛んで行きます。なぜか私はその中の一羽が妻の化身のような気がしていつも声をかけます。「おーい、そんな仲間に入れてもろたんか、、わしはここにおるぞ、、手を振っとるぞ~…

心穏やかに老いる

老人は素晴らしい時間をいま過ごしています。 だから病気や健康のことばかりに拘かずらっているのは勿体ないのです。 せっかく‘比較と競争地獄’から解放されたのだから、老人は自らの健康基準からの比較も止めましょう。それには病院に行かないことです。血…

子供の個性

私は子供の個性も子供の自主性も言われるほど大切なものとは思いません。 人生を積み重ねている間にいぶし銀のように醸し出される個性は確かに尊いです。しかし子供の未熟な個性ってそんなに尊いものですかね。 子供の自主性なんて殆ど「わがまま」でしょう…

老人、障害者のQOL

障害であれ病気であれ皆が「大層がるほど大層なことでない」「深刻がるほど深刻なことでない」これがぼく(身体障害者2級で国の指定難病患者)(癌も、)の持論です。 「人間だれだって大なり小なり障害を持って生きているのです」 持病があって仕事に制約…

「ヒューマンパワー」

今の世の経済の「活力源」は「歪な欲望」でしょうか。他人との比較による「妬み」でしょうか。いずれにしても「非人間的な上っ面の欲望」をエネルギーとして動いているような気がします。 そんな「歪な欲望」に加えて「やりたくないことをやる」と言うような…

人生を逆算的に生きるなんてつまらない

一般に何か目標を決めてそこから逆算して‘今何をすべきか’を割り出して生きることが良いことのように言われている。古くは戦時中「欲しがりません、勝つまでは」と言って生きてきた。これは今の時代の‘受験競争やスポーツ界’にも引き継がれている。 しかしど…

今時分になって、今自分になって

間もなく八〇才になる。最近、俳句や詩の入門書を読んでいる。俳句では清水哲男の解説がすばらしく俳句の世界に引き込まれる。詩集では、下重暁子さんの「くちずさみたくなる名詩」も易しくて感動することしきり。 それにしてももう少し若くからこうした世界…

タオパワーと免疫力

タオとは万物を律動させているパワーのことです。 タオ(道)は2500年以上も昔の中国の思想家「老子」の教えです。 この時代には孔子、孟子、あるいは釈迦などの思想家が次々輩出して後世に多大な影響をもたらしていますが、その中でも老子思想は難解と言わ…

日本人の心「職人魂」

今日の人々はどうしてかくも競争を至上命題のように思い込んでいるのでしょう。人は比較や競争が無くては良い仕事はできないものでしょうか。 私は出来ると思っています。その鍵を解くのが“日本人の職人魂”です。 昔の日本の職人、彼らは比較があるとしても…

神の仕掛け

どうも神は結末まで見通して万物を創造されたのではないらしい。 神は万物が「進化する仕掛け」を造られたのであって結果については人間が思っているほどには興味も責任も感じていらっしゃらないらしい。気がする。 神の仕掛けとは「多様性の実験」だと思う…

神は体内に在わす

免疫神 そうだ。神とは免疫力なんだ。それがタオのパワーなのだ。 神は外に在るのでない。個人の内にいらっしゃる。そして各人の免疫力として人の生命と密接に関わっている。免疫力を高めるよう心掛けると神様が喜ばれる。 免疫力を高めるためには特別なもの…

一隅を照らす

一人に注ぐ愛は、万人に及ぼす力に勝る まずは自分を高める。そして愛を注ぐ人一人、それと価値観を共有する人2~3人、これだけでよい。 3人おれば充分で、この内の一人(自分)が輝けば世の中は連鎖的に良くなります。 影響を及ぼす人5人も10人も考える必…

タオと風流と日本教

私は10年来「老子のタオ思想」に嵌り、手を変え品を替えて自分も他人にも納得できるであろう論理を探ってきた。まあ「タオ」は宗教ではないので論理を考えるのはそれはそでよいのだが、もうぼつぼつ結論を急ぎたい。(急がなければならない理由があるからで…

老人でも病人でもできる仕事がある

老人の中にもピンピンころりに捉われている人が結構多い。どうも染みついた対比根性が抜けきらないらしい。 だんだん出来なくなって行く自分を容認できない。だからコロリと逝ってしまいたいと嘯く。 そして甘えを拒否したり拗ねる。もっと素直に甘え自己を…

日本人よ「民度」で世界を圧倒しよう

最近民度の低いどこかのお国から色々と難癖を付けられたりチクられたり挑発されていますが、ここは辛抱のしどころです。 ネット上などでは若者を中心にムキになっている論調も多く見ますが、向こうさんのレベルに歩調を合わせてはいけません。ここは泰然と構…

神は生命を通して何をしようとされているのか

神の創造物である生命体は実に多種多様である。その多様性に対して等しく平等であり、そして全てが美しく完結している。 種々の生命に於いて神は決して人間の味方ではない。病気の原因となる細菌やウイルスに対してでさえその生存に依怙贔屓はない。 否、寧…

我々自身が変わらねばならない

どうすれば幸福を得られるのか? 人々は古来、お金や宗教や政治など、何かを他から得ることで幸福を掴もうとしてきましたが、今やはっきりしてきたことはいずれの方法も真の幸福をもたらしてくれないと言うことです。 つまり幸福の原泉は外界にあるのではな…

免疫力は不動の価値基準

内面の信頼に値する価値基準に免疫力があります。 幸福は免疫力と不可分のものです。 免疫とは病気と闘うためだけに存在するのではなく幸福力の原泉として在ることを今一度認識する必要があります。 私は憲法で保障された「健康で文化的な最低限の生活」のこ…

第二人生の年齢は引き算で

そうなんだ、、我々人間は社会的にも個人的にも一律の年齢(加齢)に捉われ過ぎているのだ。 そもそも人間ってそんなに杓子定規に年齢を認識する必要があるのですかね。死ぬまでの年齢を逆算して生きなければならないのが人間の悲劇です。 世の中から年齢表示…