子供の個性
私は子供の個性も子供の自主性も言われるほど大切なものとは思いません。
人生を積み重ねている間にいぶし銀のように醸し出される個性は確かに尊いです。しかし子供の未熟な個性ってそんなに尊いものですかね。
子供の自主性なんて殆ど「わがまま」でしょう。
「自分らしさ」とか「誰にも何か一つ特性がある」とよく言われますが、こういうことに拘るのも感心しません。
子供時代は個性を固定化するのではなくもっとフレキシブルに、あらゆる個性と進路の選択肢を広げる器を磨くべきだと思います。
個性は多様性の一つとして尊重されるべきではありましょうが、突出した個性に拘り過ぎるのも多くの人の人生にとって必ずしも幸運を呼ばないと思います。
伴侶としての個性は自分の気持ちが楽しくなると同時に人格の伴なったものでなくては一生付き合えません。若いうちからそういう意味での個性を磨いてゆきたいものです。