老いても病んでも回転ずし

体力の衰えは知的生活で補おう。老いても病んでも例え病床にあっても十分楽しい生活は送れます。

日本人の心「職人魂」

 今日の人々はどうしてかくも競争を至上命題のように思い込んでいるのでしょう。人は比較や競争が無くては良い仕事はできないものでしょうか。
私は出来ると思っています。その鍵を解くのが“日本人の職人魂”です。
 昔の日本の職人、彼らは比較があるとしてもその対比基準は「自分自身」です。そこに日々の向上を求めるのであって、決して他人との対比ではありません。金銭的対価でもありません。
 競争がなくてもよい仕事は出来ます。競争がなくても芸術活動はできます。
お互いが多様性を尊重して、個人の躍動に満ちた生活は可能だと思います。

 グローバルスタンダードは「日本人の“職人魂”」とは真逆の発想です。
経済合理主義と競争原理はやはり「真の人間性と多様性の尊重」とは相容れない社会を形成すると思います。
 ここが今日の日本の停滞の原因でしょう。

               丹波老子(oiyan)