神は生命を通して何をしようとされているのか
神の創造物である生命体は実に多種多様である。その多様性に対して等しく平等であり、そして全てが美しく完結している。
種々の生命に於いて神は決して人間の味方ではない。病気の原因となる細菌やウイルスに対してでさえその生存に依怙贔屓はない。
否、寧ろ細菌やウイルスに対して徹底的に人間の体内に食い込み「生き残れ」と応援しているのではないかとさえ恨みたくなる。
その神が一方では、人間の体内には精緻な免疫防御システムを造り外敵に対応する術にも備えていて下さる。
攻撃する側、防御する側のどちらにも応援する美しくて残酷な神の仕業は一体何を実験なさっているのか。生命をどうしようとなさっているのか。人間には解らない.