心穏やかに老いる
老人は素晴らしい時間をいま過ごしています。
だから病気や健康のことばかりに拘かずらっているのは勿体ないのです。
せっかく‘比較と競争地獄’から解放されたのだから、老人は自らの健康基準からの比較も止めましょう。それには病院に行かないことです。血圧を測らないことです。
少々物忘れするとか、耳が聞こえ悪くなる、徐々に動きが鈍くなるなんて「心穏やかな生活」の寧ろプラス要因です。何時までもあまりしっかりしているのは「心穏やか」の阻害要因でさえあります。
老人になったからと言って人生を諦めてはいけません。その程度の体調でまだまだ十分人生を楽しめます。
老化のハンデイは素直に受け入れて、一人でも充実できる趣味なり関心事の方に意識を集中させましょう。
心を乱したり悲嘆に暮れて長生きしても意味ありません。
何より大切なのは「心穏やかに老いること」です。