ケアハウスの自室の窓から大きな空が見渡せます。いつも夕暮れ時4~5羽の雁が飛んで行きます。なぜか私はその中の一羽が妻の化身のような気がしていつも声をかけます。「おーい、そんな仲間に入れてもろたんか、、わしはここにおるぞ、、手を振っとるぞ~分かるか、分かったら返事せい、、」 「ガア~」 分かったらしい、でも行ってしもうた、。
秋夕焼け 妻の化身の 雁が行く
わがままに 逢うて別れて マアいいっか
何もかも 忘れてしまえ 時鳥(ホトトギス)
とんでとんでとんでまわってまわってまわる~
日が暮れて あほらし山の 鐘が鳴る
丹波老子(oiyan)