グローバル経済の影で
日本の資源は科学技術です。これを支えている若者は概して非常識、わがまま、口下手が多い。こうした変人奇人や影の人間を大切にするようでないといけません。昭和期そうした人々が日本の技術力を支え高度発展を遂げました。
ところがここで潮目を変えたのがグローバル経済と称するアメリカンスタンダード即ち競争原理主義です。それまでの日本の生産現場を支えていたのは前記のような技術者であって彼らは競争主義で働いていた訳ではありません。
ここで競争に長けた一部の人(手八丁口八丁アメリカかぶれ)が抜け出し采配を振るうようになったからたまりません。まじめな技術者が後塵に排し意気消沈するのも当然と言えるでしょう。これが今日の日本経済長期低迷の構図だと思います。