老いても病んでも回転ずし

体力の衰えは知的生活で補おう。老いても病んでも例え病床にあっても十分楽しい生活は送れます。

人生二度

 第一次の人生は比較・効率・競争を通して「産業戦士」として生きてきました。子育ても大切な仕事でした。住まいも一応確保しました。しかしいずれも60才前後で完了します。
いま労働の苦役からも解放され、「拡大.損得路線」の第一次人生は終了したのです。

 人生100年時代になって60才から後も、第一次人生の価値観を引きずり、ただ老いて行くだけの人生では永すぎます。侘しいです。

私は改めて考えます。「人生は二度ある」と、。60才からは第二の人生を生きるのです。
 
 せっかく二度の人生があるのなら第二の人生は、第一次人生の延長で同じことをやって過ごすのは勿体ないと思います。同じ価値観で行こうとするとどんどん体力と資力が減衰し年齢だけが加算されてゆきます。こうして加齢の呪縛に怯えながら貴重な老後を無意味にやり過ごすことになると思います。

 世間も役人も第一次産業社会しか念頭にないから、ここで使えなくなった老人を、高齢者対策だの後期高齢者だのと言って阻害扱いします。第一次産業社会の邪魔になるからと言って車の免許も取り上げようとします。
 ところがどっこい60才を過ぎてギアーチェンジして、第二次人生を意欲的に精神文化逞しく生きて行こうではありませんか。

 人生は二度です。さてあなたはどう生きますか?40代50代の方も今から心準備されることをお勧めします。

               丹波老子(oiyan)