老いても病んでも回転ずし

体力の衰えは知的生活で補おう。老いても病んでも例え病床にあっても十分楽しい生活は送れます。

言葉はバーチャル

 将来コンピュータは人間の脳と混在化し、知識も記憶も一体化してしまうのでないかと言われています。
しかしそこに見るコンピューターと人間を繋ぐ世界はやはり言語を介在した「バーチャル空間」です。
 そもそも人間は言葉の支配が強すぎる傾向にありますが、コンピュータと一体化すれば益々この傾向に拍車がかかるものと思われます。

 しかし人間も生き物であって、生き物はやはり「直接見る、直接聞く、直接触る、直接感じる」こと、つまり言語不要の実態世界で生きているのです。
我々人間は言葉を介した世界はあくまでも「バーチャル空間」であることを心に留めておく必要があります。

 言語に一喜一憂するのが人間の性(さが)ですが、人間も言葉の支配を緩和する将来を見据えて見てもよいのではないかと言うのが私の視点です。

               丹波老子(oiyan)