老いても病んでも回転ずし

体力の衰えは知的生活で補おう。老いても病んでも例え病床にあっても十分楽しい生活は送れます。

不完全を生きること

 人間が人間らしく生きるとは、多様性の中の矛盾を生きるということであり、矛盾を活かす生き方が必要です。

 人間には、長所と短所が約半分ずつあります。
人間が人間らしく生きるためには、短所を無くすのではなく、短所も長所と共に活かして使わなければなりません。

 短所があることを自覚することで謙虚になれます。
プラス思考だけでなく、物事のマイナス面も活かすことが大切なのです。どんなにいい事をしても、そのことによって誰かに迷惑がかかり、不利益を与えていないかと配慮する気持ちが必要なのです。

 これが「不完全を生きる」ということであり、「矛盾を生きる」ことです。

 「宇宙の摂理」にあった生き方とは、常に対立するものを、対立させないで協力しあって働くという生き方です。そこに取組む方向に“愛と美”が発現されるのです。

 国の違い、考え方の違い、宗教の違い、政策の違いで対立する時代は終わりました。
男も女も表も裏も優も劣も共に必要で支え合っているのです。老人が若者を、障害者が健常者を支えることだってできるのです。
相模原事件の植松はここのところが皆目解ってないのです。
        
       「風の思い」~芳村思風 &oiyan