懸念あり「類は類を呼ぶ」
最近気になることがあります。それはGoogleやYoutubeの検索機能についてですが、特にYoutyubeを見ていると、この番組を見ている人は多分こいう商品を欲するのではないかと詮索し、そういった広告に誘導します。それだけならよいが同じような手法で次に見るであろう番組や同じような思考形態を推測して次の番組を提示するようになっています。
わたしはここに疑問と不安を感じています。特に子供や若者がこうした与えられた情報と検索機能に頼っていると、「知識の偏りと多様性の欠如」が心配です。そしてこの限られた世界に類を呼び込みここに自分の居所を求める若者の何と多いこと。
しかしこの「短絡的同類の世界」は危険です。ここが色んな事件の誘発の場でもあることはしばしば報道されますが、それら事件はさて置いてもここの“同類ヒステリー”の存在そのものに不安を感じます。
私は、この「類が類を呼ぶネット社会」は人類の将来にとんでもない禍根を残すのではないかと危惧しています。
私はいま、この検索機能で多様性に誘導するようなアルゴリズムが出来ぬものかと考えています。
まあ経済優先の現在社会では「安易な類の拡大」こそが経済効率なんですから、関心を引きつつ多様性へ誘導することは至難の業でしょうね。
