老いても病んでも回転ずし

体力の衰えは知的生活で補おう。老いても病んでも例え病床にあっても十分楽しい生活は送れます。

ずいぶん昔のこと

 ぼくは60才で全ての仕事を引退し、ずいぶん勝手な余生を送ってきました。インターネットでブログを書き始めてからもかれこれ15年ほどになります。
そんな昔のブログをひもといていると「手づくり植木鉢の造り方」という懐かしい記事がでてきたので防備のため再掲してみます。

 そうです。ずい分凝っていたものです。
自分で作った植木鉢を和知の道の駅に置かしてもらい販売していました。結構よく売れました。
久しぶりに作品の写真を眺めてみると,、何んと不思議なことに一個一個の顔を全部覚えているものです。



以下、当時の記事です。(2008/12 タオパラダイス記載)

植物も人も癒すエコ植木鉢 
 
 私は5年ほど前、熱心に植木鉢作りをしていました。自身必ずしも盆栽趣味はありませんが、造った植木鉢を多くの山野草愛好家にお分けして、その鉢で生き生き育った盆栽を拝見するのが何よりの楽しみでした。 
そんななか、愛好家の方々のご意見を頂戴し、強度とアルカリ分の中和、通気性などの目的で配合骨材に工夫と改良を加えました。そして、誰でも簡単に作れる〝手造りキット〟を作ってみました。

 この植木鉢は適度な湿気と通気性をもち、鉢そのものが培養土の役割を果たします。植物にやさしい植木鉢です。とくに山野草高山植物など、高温多湿を嫌う植物には相性のよい植木鉢として好評頂いています。当時、「植木鉢手作りキット」と「作品」をガレージセールで売りに行ったこともあります。(結構よく売れました、、)

今は休止していますがその内に再開しようと思っています。下欄に、当時の{作り方説明書}を掲げておきますので興味のある方は一度作ってみてください。面白いですよ。


あなたも自分の手でオリジナル植木鉢を造ってみましょう

 この植木鉢は、新聞紙と、配合骨材、セメントの、3つの材料を混ぜ合わせて作ります。この配合骨材は、セメントのアルカリ分を中和し、適度な湿気と通気性をもたらします。同時に鉢に強度と独特の風合いを与えます。この鉢はプラスチックや石油製品は一切使いません。仮に将来使わなくなった鉢を土に還しても何の問題もありません。植物と環境にとても優しい植木鉢です。


だれでも簡単につくれる
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癒しの植木鉢 <手造りキット> 500円※販売終了 

このキットに入っている材料
 1.セメント 1.5kg
 2.配合骨材 1.5㍑ (富士砂、バーミキュライト,他)
 3.着色剤 (紅柄25g、松煙墨25g)
 4.作り方説明書 
 このキット以外に必要なもの   
   新聞紙 8枚
☆これだけの材料で、2~5個の植木鉢が作れます
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生地の作り方
1)バケツに、新聞紙(全紙大)8枚を丸めて入れ、半分程の水を注いで一昼夜ほど浸しておきます。
このバケツで一回分の生地を作ります。

2)その浸した新聞紙を手でちぎりながら、20~30分かけ細かくドロドロになるまで揉みます。 
  
3)バケツの水を切ります。ザルに移し替え、絞らずに、流れ出る水が切れる程度で、再びバケツに戻します。

4)この新聞泥とキットの骨材全部を混ぜ合わせて、10分程置きます。

5)この元地にセメントを少しづつ加え、スコップでよく捏ねてください。硬すぎると思えば多少水を加えてください。

6)よくコネたら着色剤を混ぜて、元生地の出来上がりです。
 数個作るときも、作った生地は一気に全部使い切ってください。


形造り
7)洗面器や、発泡スチロールの箱、プラスチックのお椀、植木鉢など、口広の容器を支え型として利用します。その型の内面にビニール(買い物袋やサランラップでもよい)を敷きます
 
8)この型の内壁に沿って両手で生地を押し付けるように貼り付けます。セメントを扱いますので必ずゴム手袋をしてください。

9)容器とビニールの間にくしゃくしゃの新聞紙などを挟みこんで鉢の形を自在に変形させるとよいでしょう。このとき鉢の底に排水穴を開けておきます。

10)以上の作業が終わったら、2~3日動かさないように陰干しします。
 バケツとスコップは直ちに洗っておいてください。

11)乾いて固まったら型から取り出して、水を流しながら表面をたわしやブラシで擦り洗いします。 以上で出来上がりです。

☆更に、削ったり、別の着色したり、面白い加工を工夫してみましょう。 

               丹波老子(oiyan)